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今週の風の詩

第4033号 私だけが真実を知っている(2026.5.31)

私だけが真実を知っている
もりまりも(ペンネーム)

子供に接する仕事をしていると、時に面白い経験をする。
先日、小4の児童24人に「傘」という題で作文を書かせた時の話だ。

以下はAさんの作文の大筋。
「学校から帰る途中、傘がマンホールの穴に刺さって取れなくなった。どうしても抜けないのでそのままにして家に帰り、お母さんと戻ったら、傘が無くなっていたので泣いてしまった。
だけど次の日に傘が学校に届いていたのですごく嬉しかった。」

私は「親切な人が届けてくれたのですね、大切な傘が戻ってきて良かったですね。」と朱字を入れた。

以下はBさんの作文の大筋。
「お母さんと買い物に出かけた時、道路の真ん中に傘が刺さっていた。お母さんと抜いたら、名札がついていたので、近くの学校に届けた。
初めて道路に傘が刺さっているのを見たのですごくびっくりした。」

私は「それはびっくりしますよね。でも届けてくれて、持ち主もきっとBさんに感謝していると思いますよ。」と朱字。

ちなみにAさんとBさんは違う学校に通っている。
こんな偶然ってあるだろうか。

お互いに真相は知らないようだ。
私だけが真実を知っている。
もちろん余計な事は言わない。が、ニヤニヤが止まらない。

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